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石材の叩き物製品と言えば中国の崇武地区で盛んに作られておりますが、実はインドにも叩き物の製作で有名な地域があり、今回はそこで作られるちょっと変わった叩き物をご紹介したいと思います。
南インド・タミールナドゥ州の首都チェンナイから約60kmほど南下したベンガル湾沿いに位置する「マハーバリプラム」という港町で、多くのヒンドゥー建築と彫刻の遺跡が残り、1985年にはユネスコの世界文化遺産にも登録された石材彫刻の町。世界各地から訪れる観光客でいつも賑わい、そのお目当ては1000年以上も前に作られた石彫寺院の数々と熟練の職人が手作業で作り上げる石細工のお土産です。
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お国柄宗教関連の彫刻品がメインで特にヒンドゥー教の神様が圧倒的に多いですが、海外からの観光客にはインドの象徴とも言われる象の置物や写真の様なランタン等が人気の様です。
1個の石から全て手作業で中をくり抜いた透かし彫りが特徴で、その中でも圧巻なのが卵型に成型した石に透かし彫りを施し、その中に象を彫り、その象の中に更に小さい象が彫られた置物で、掘っている途中で外側が少しでも欠けたら商品にはならないまさに神業な一品!!一見の価値ありです。
この感動的な彫刻品の数々を是非とも皆様にもお伝えしたいと考え、当社の恒例行事である石まつりに限定販売で2年前より展示させていただいておりますが、おかげ様で大好評をいただいております。
非常にデリケートな商品につき、残念ながら今のところ個々の受注は受け付けておりませんが、来年の石まつり時にはあらたな新商品も含め展示販売を計画しておりますので、その際は是非ともご参加いただき実際に手にとって見ていただければと思っております。

※石まつりは石材小売店様向けの展示会ですので、誠に申し訳ございませんが一般のお客様はご入場いただけませんので予めご了承ください。

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