お墓の構造
- 五輪塔
- 密教の教えに基づき、宇宙を構成する「地・水・火・風・空」を5つの形で表現しています。
- 外柵
- 「境界石」「結界石」とも呼ばれ、あの世とこの世を分かつ結界であると考えられています。
- 物置台
- 自然石の形をそのまま生かしたものや、テーブル型に加工したものなどがあります。
- 花立て・香炉・飾台
- 墓碑の前に設置する3点。お線香を立てるか、寝かせるか、宗派によって香炉の形が変わります。
- 階段
- 墓域への入り口となるため、戒律を守る「戒壇」であるととらえることもできます。
- 玉砂利
- 雑草を予防するだけでなく、土が風雨で舞い上がって、お墓を汚すのを防ぎます。最近は、貼石も増えています。
- 塔婆立
- 納骨や年忌法要時などに塔婆を立てます。塔婆供養を行わない宗派では、必要ありません。
- 和型墓碑
- 別名「角碑型」は、日本のお墓の主流です。竿石・上台・中台・芝台の4つの石で構成されます。
- 墓誌
- お墓に埋葬されている方のお名前(戒名・俗名など)や没年月日などを刻むものです。
納骨棺(カロート)
ご遺骨を安置する場所。カロートは漢字で「唐櫃」となり、古くから火葬が行われていた中国の影響を受けています。型式は地上(丘カロート)・半地下式・地下式など。