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2月になってもまだまだ寒い日が続いております。
インフルエンザのピークは2月、さらに花粉の飛来がはじまる時期も2月だそうです。
花粉症を患っている身としてはインフルエンザ予防だけではなく花粉症予防としてマスクは欠かせない時期となりそうです。
今回はこの時期(12月上旬から2月下旬)の伊達市の特産品が目に入ったので紹介しようかと思います。
「和菓子の元祖」「和菓子の甘さの最上級」とまでいわれるほど自然界でも屈指の甘さの「干し柿」ですが、伊達市近郊では「あんぽ柿」として流通しています。
私は「干し柿=あんぽ柿」とずっと思い込んでいたのですが、実際は干し柿の中の一種で正確には違うらしいと気付いたのは実は近年になってから・・・。
もともと柿といえば渋柿のことで、甘柿は日本にやってきた渋柿の突然変異と考えられており、日本原産。歴史的にも渋柿より後に出来たそう。甘柿よりも渋柿だった干し柿の方が甘いというのも少し不思議に感じます。
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あんぽ柿の名前の由来は柿を天日で乾燥させているものを「天干し柿(あまぼしかき)」と呼んでいたのが変化して「あんぽ柿」になったと言い伝えられています。
大正時代に伊達市梁川町五十沢で元来のあんぽ柿に手を加え、試行錯誤し、アメリカの干しぶどうを参考に硫黄薫蒸を取り入れるなど長い研究を重ねて考案されました(硫黄は乾燥中に揮発するため毒性はありません)。
そんなあんぽ柿の特徴は何よりも「水分量」です。
水分量の基準は、枯露柿は水分を20~30%まで乾燥させますが、あんぽ柿は50%程度までで乾燥工程をとめたものとなっています。
あんぽ柿は水分量が多いためか半生で食感は柔らかくジューシーです。さらにあんぽ柿にはビタミン、カルシウム、食物繊維を多く含んでいるので、健康的にもおいしい食べ物です。

ちょうどあんぽ柿が目に付いたのでちょっと地元をPRしてみました。

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